今回は、ブログが収入になる仕組みと、収益化する方法について広く全体像を解説していきます。
ブログでお金を稼ぐと言っても、具体的にどんな仕組みになっているかがわからないと、何から始めればいいかわかりませんよね。稼いでいるブログの構造がどんなふうになっているのかを理解すれば何をすべきかも見えてきます。
この記事を読んでいただくと、
・ブログの収入の出どころがわかる
・収入を発生させるまでの手順がわかる
・今すぐやるべきことがわかる
ということで、これからブログを始める方には必見の内容になっています。
文章を読むのが面倒な方はこちらをご覧ください↓
Contents
ブログから収入が発生するポイントは2つ

結論から入りますが、ブログの収益化は以下の2通りから選んでください。
・自分の商品を販売する
・広告を紹介する
このどちらかしかありません。これについてはブログだけでなく、どの業界もそうですよね。
どっちを選べば良いかは、
自分の商品がすでにあるならそれを販売し、無いなら広告からやってみる
という選択方法をお勧めします。自分の商品が無いなら、広告の方が手間が少なく結果が出るまでが早いし、失敗も無いのでおすすめです。
広告で少し稼げるようになってから、自分の商品やサービスを作って販売するという流れが自然です。自力の集客で広告収入を稼げるようになっていたら、集客基盤も整っているのでテストマーケティングも早く回せるし、広告コストもかからないので超有利ですね。
それでは、詳しく解説していきます。
どっちで収益をあげるべきか
自分の商品があるなら集中すべきです。
これが大前提です。
広告を使うと成約率が下がる傾向にあります。お客さんが目移りしちゃうんですよね。あと、自分の商品があるのに同業他社の広告を使うというのは、お客さんにとっては違和感が強く成約率の低下につながります。
そして、
走らせている自分の商品が無いなら広告からやるべき。
まず、自力の集客による広告紹介なら失敗という概念がありません。やり切れなくて挫折というのはありますが、コストがかかってないので借金もなければ、赤字してもお小遣い程度です。
どうせコンテンツファースト×メディアミックスをやらないと、ビジネスにおいてこの先の未来は無いわけです。言い方を変えれば、やりたいことを思いっきりできるのですから、広告で稼いでおいて、独自商品の販売はそこで仕入れた資金でやればいいです。
手元に商品が無いなら広告収入から入って、信用や実力がついてきたらありきたりなモノでいかから商品を販売してみて、自信がついたら社会に新しい価値を生み出す挑戦をするという流れがいいですね。
広告(アフィリエイト)で収益を上げる方法
最初にやるべきことは、誰かにお勧めできる商品を見つけることです。
簡単なのは、Amazonや楽天で買えるものを対象に紹介していく方法です。
私が運営しているゲーム実況のサイトでは、毎日マイク、オーディオインターフェース、ケーブル類がアフィリエイトリンクから売れていきます。
ゲーム実況をやっている人に役に立つブログ記事を書き、記事の流れの中でおすすめの機材を紹介できるポイントにアフィリエイトリンクを貼りつけています。
また、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)から、あなたのブログの読者さんに本音でおすすめできる商品を見つけて紹介することで収入を発生させることができます。
ASPの場合は高単価なものが多いので、実際に使ってみた体験談やレビュー、他社比較などの内容で、紹介することに特化した記事を書いて読者さんに情報を伝えると成約しやすくなります。
自分の商品で収益を上げる方法
自分の商品を販売するには、広告と違ってやることが一気に増えます。
・需要のある商品の開発
・商品を販売するためのコピーライティング
・決済システムの設置
・決済後の顧客対応
・商品提供からサポートまでの経営システム
これに加えて、コンテンツファースト×メディアミックスをやるわけですから、まぁ大変です(笑)
できるだけITの力で自動化して、利益が出るようになったら外注も考え…その前に売れるかどうかのテストマーケティングをして、商品の開発・改善もしないといけません。
はじめからやろうとすると、集客か、商品か、経営システムのどれかが疎かになり、どこかがボトルネックになっていつまでも稼げない状態が続きます。
やっと準備が整ったところでテストマーケティングですからね…。売れなかったら目も当てられません(笑)
だから、広告から始めて、集客土台を確保してからのスタートをお勧めしています。
収入を発生させる手順

さぁ、ここからは具体的にブログで収益を出すまでの手順をご説明します。
すでに商品があり準備が整っていて、集客から販売までができれば利益が発生することを前提にお話しします。
ちなみに、これには広告紹介による収入も含みます。アフィリエイトは他社の販売ページにアクセスを流す仕事であり、自社商品の場合は自分の販売ページにアクセスを流す仕事なので、ブログでやることは本質的には同じだからです。
収益記事を作る
ある商品が解決できる悩みに対する記事を書き、その商品のリンクを貼ります。
この記事を【収益記事】と呼びます。
つまり、マーケティングでよく使われる言葉にある「今すぐ客」用の記事です。
アフィリエイトの場合の収益記事
アフィリエイトの場合は、
・品質がある程度良くて安いヘッドホンでおすすめのものが知りたい
・無制限のWi-fiいくつもあるけどどう違うの?
などが、今すぐ欲しいお客さんの悩みです。
なので、
「おすすめヘッドホン5選」とか、「激安無制限Wi-fi3社徹底比較」とかが収益記事になります。
実際に商品を使った体験談やレビュー、他社比較をして違いをまとめるとか、今すぐ必要としているお客さんに役立つ情報を記事にして、アフィリエイトリンクを貼れば収益が発生します。
自社商品の場合の収益記事
自分の商品の場合は、アフィリエイトの場合と同じ記事が書けない場合が多くなります。自社商品を販売しているのに「おすすめ5選」とか「他社比較」とかやってたら印象わるいですからね(笑)
「低価格ヘッドホンの選び方」とか「無制限Wi-fiを使うメリット」とか、少し抽象的な内容から攻めることになります。
役に立つ記事で注目を集めたら、無料のプレゼントを用意したり、購入特典を用意してお客さんとの信頼関係を構築し、商品の販売へつなげていきます。
もちろん、お役立ち記事から直接販売ページをご案内して、商品が生まれたストーリーや、商品の品質・機能・メリットなどを解説して、成約につなげてもOKです。
コンテンツファーストで面白い記事のネタを作る
次にやるべきことは、収益記事につなげるためのコンテンツの用意です。これは前回のカリキュラムでお伝えした通り、メインとなる活動で努力をして作り上げます。
本日やったこと
・1記事アップ
・2記事目途中
・運送の仕事ちょろりなんか久しぶりの記事で、完成したことに感動してしまった笑
全部動画付きの記事が、どう評価されるか実験。結果報告していきますー
— つかだ@ブログ (@MinBlo02) March 1, 2020
Twitterだとこんな感じで、 リアルタイムにやったことを報告していくといいですね。
ブログの場合は、たくさん検索されるキーワードに対するお役立ち記事を書くのも良いのですが、そればかりだとGoogle検索などのSEOに頼り切りになってしまいます。検索順位は完全なる競争の世界で、誰もが成功できるわけではありません。
だったら、商品を購入してくれそうなターゲットとなる人が興味を持ってくれるような、ユニークで面白い挑戦をして、SNS経由で発信していきましょう。
話題を作りながら信用を獲得し、あなたの名前が直接検索される状態を作れば、検索順位とは関係なく、検索からのアクセス流入を見込めます。
これを【指名検索】と呼びます。
例えば、私の場合なら「みんなのブログ教室」と検索されることを狙ってコンテンツを作成するということです。
私は「ブログに関する有料情報がいらなくなるようなブログ運営情報サイト作り」や「むやみに記事を書かない方がいいと警鐘を鳴らすブロガー」として、TwitterやFacebook、YouTubeで活動報告をしています。
このサイトが「とても参考になる!」と思ってもらえたら指名検索される回数も増えますよね?
つまり、良いコンテンツを生み出し続けて「みんなのブログ教室」と検索される状況を作れば、検索順位で100%1位を獲得できる指名検索を増やしていくことができるということです。
ちなみに、
指名検索が増えれば、あなたがテーマにしているジャンルにおいて他の記事の検索順位もガンガン上がっていきます。
これが信用を高めた人の強みになっていくわけですね!
やりたいこと×コンテンツ需要×商品の関連性
最後にバランスを調整します。簡単に言うなら近江商人の「三方良し」の状態になっているかを確認する作業です。「売り手良し・買い手良し・世間良し」ってやつですね。
誰かが1人でも嫌な気持ちになるビジネスはうまく行きません。
もちろん、評判的な意味もありますが、あなた自身が大きなやりがいを持ち、モチベーションが高い状態でビジネスをやり切れるかどうかは、みんなが喜んでくれるはずだという自信がかなり影響します。
具体的に言うと、
・あなたはやりたいことができているか?
・ビジネスの過程で嫌な気持ちになるお客さんはいないか?
・お客さんが喜ぶ商品(記事)になっているか?
・コンテンツと商品(広告)の関係性に違和感を抱く人はいないか?
・あなたがやりたいこととコンテンツの相性は良いか?
すべての違和感をはじめから取り除くのは難しいです。少しずつ進めながら「あれ、ここは嫌な気持ちになる人が出てきそうだ」とか「この商品を取り扱うなら、このコンテンツは関連性が低くて場違いだな…」と感じるタイミングがあります。
注意してほしいのは、こうした違和感に徹底的に対処するのはめちゃくちゃ面倒くさいということです(笑)気を抜くと「まぁ、儲かるならいいか」とか「これくらいなら我慢してもらえばいいや」って発想になります。
そして、そこで手を抜いたことが後でビジネスを土台から崩す原因になります。最初からやり直し…。私は何度も経験してきました(笑)
あなたに関わる全ての人の感情を取りこぼさないようにすることが、本物のビジネスモデル設計です。ブログをやるにもココが甘いと売り上げが伸びなかったり、継続するモチベーションが湧かなかったりで上手くいきません。
ぜひ、じっくり考えてみてください。
まずは20記事書いてASPや広告主と契約しよう
ここまでの話で、なんとなくあなたがブログを使って始めるビジネスの全体像が見えてきたと思います。
では、さっそくブログ運営に取り掛かるとして、何をやるべきかというと、
「持てる知識で20記事書いてみる」
です。結局記事書けってか!って話ですが、理由があります。
はじめに商品を決めると軸が定まる
ビジネスを考えるときに「やりたいこと×商品」で先にバランスを取ると軸が定まります。だから、おおまかに販売する商品や、紹介する広告を決めてしまったほうがいいです。
ここを起点に考えると、どうしても20記事くらいは書いておかないと始まらないことがわかります。
提携するにも、ブログの体裁を保つにも20記事
まず、ASPで広告主と提携を結び、ブログに広告掲載の許可をもらうにはある程度の記事数が必要な場合が多いです。変なブログではないよ、と証明するためですね。
ある程度記事が入っていないと登録自体ができないASPもあります。
つまり、とりあえず20記事くらいは書いておかないと、あなたに合った商品をASPで探すことすらできない!というわけなんですね。
また、自分の商品を販売する場合でも、ブログという肩書のサイトで販売するなら20記事くらいは無いと格好がつかないんですよね。
ホームページとして機能させたとしても、「ブログ」というメニューをクリックした2記事だけぽつんと表示されたら「あれ、あんまり本気じゃない会社のかな?」と思われてもおかしくありません。
どちらにしても、ブログをやる!というなら20記事くらいは書いてから「ブログやってます」と言える状態になるということです。最低でも10記事はまず書いてしまってください。
単純に、記事を書く練習としてやってしまったほうがいいです。商品のことや、コンテンツのことは考えずに、わかりやすく伝わる記事を書くことに慣れておきましょう。
持ってる知識+コンテンツ作りでまずは20記事用意しよう
というわけで、最初にやることはブログを立ち上げて、持っている知識と経験を使って20記事書いてみることです。具体的な書き方は、4番目のカリキュラム「記事の書き方」からご説明しますので、今は「そんなもんか」と思ってもらえればOKです。
まとめると、
・20記事書いてみる
・商品(広告)決める
・ビジネスモデル設計する→嫌な気持ちになる人がいない仕組み作り
・収益記事を書く
・コンテンツを貯めこむ
・メディアミックスで拡散する
・売れる
ざっくりこんな流れです。とくに3つ目のビジネスモデルの設計は、時間をかけて丁寧にやってください。違和感があるなら設計に戻って対処方法を考えてから次に進みます。
ブログが収入になる仕組みと、その手順について解説しました!今回は以上です。